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昔の五日市の秋祭りの情景

祭りの日はどの家でもお母さんは朝から忙しい。
子供の学校の支度と、昼までで帰ってくる息子の祭り支度、
そしてバラ寿司をお客さんや家族のために作らにゃあいけん。
ふだんの掃除や洗濯もしながらじゃけえ大変よ。

クドに火をおこして、普段の何倍もの米をとぐ。
母親の忙しさがただごとじゃないんで、今日から祭りじゃと分かっちゃおるが
その空気を朝起きて肌で感じ、学校の支度をしおったもんじゃ。
そう言やぁ、あの頃から犬の散歩もしおったのぉ。

学校は祭りじゃけえ昼までで終わる。急いで家に帰り、
昼飯食うたら白の半ズボンと法被に着替えて近所の広場に行く。
大人たちが午前中に組み立ててくれとった俵みこしを担ぐためじゃ。
秋祭りの楽しみは、この俵みこしを担いだら小遣いを貰えるのよ。
その小遣いを握りしめて友人たちと夕方、神社に行くのよ。
夜店で買い食いしても祭りじゃけえOK! 
景品狙いの遊びにも興じるが、景品を貰うた覚えがない。

神社には見世物小屋なんかも建ち、夜店も参道から境内下まで並び
それはそれは賑やかなもんじゃったで。
境内下では神楽も舞いおったが、ワシはあんまし興味が無かった。
夜店をいかに友人たちと楽しむかに集中しとった。

親戚のおばさん連中も祭りじゃけえとわが家にやって来る。
父親の兄妹は8人おったが殆どが女で、嫁に行っとんさる。
その叔母さんらが子供を連れて祭りに帰って来んさる。
それをもてなすために母親は朝から忙しゅうにバラ寿司を作りおったんじゃ。

翌朝は祭りの大祭で、午前中は大人の俵みこしが音頭と共にやってくる。
午後3時頃にゃあ加藤医院のところで喧嘩神輿を待ちおったが
ものすごい人ごみで、ワシは親父にちょんま(肩車)して貰うて見た。
神輿が行ったら家のモンはそこで帰りおったが、ワシらぁ神輿を追いかける。
どこで喧嘩するんか、ドキドキしながらついて行ったもんじゃ。
神輿の通り道はどこまで行っても、ものすごい人だかりじゃった。

ほんの半世紀前の五日市の秋祭りじゃ、懐かしいのぉ・・・
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